眼瞼下垂(埋没法)の特長
眼瞼下垂とは?
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の機能が低下し、目が十分に開かなくなる状態を指します。このため、まぶたが垂れ下がり、目尻に皮膚がかぶさり、目つきが悪く、眠そうでぼんやりとした印象を与えてしまいます。眼瞼下垂には、生まれつきのもの(先天性)と、外傷や加齢、神経筋疾患、長期間のコンタクトレンズ使用などが原因の後天性のものがあります。近年では、20~30代の若い世代にも多く見られる症状です。
眼瞼下垂(埋没法)について
眼瞼下垂(埋没法)は、皮膚を切開することなく極細の特殊なナイロン糸で眼瞼挙筋や挙筋腱膜を瞼板側にたぐり寄せ固定することで下垂症状を解消します。下垂の状況に応じて1箇所~3箇所に糸を通し留めていきます。
仕上がりを手術中に確認できる
当院では、糸を結ぶ前に仮留めを行い、患者様と医師が一緒に目の開き具合や左右差、二重ラインなどの仕上がりイメージを確認しています。そのため、術後の仕上がりとイメージが違うということが極めて起こりにくいです。
腫れ・痛み・傷跡が最小限に抑えられるよう配慮
髪の毛より細い糸
髪の毛よりもさらに細い、直径約0.05㎜の医療用極細糸を使用します。この糸は弾力性があるため、施術後の違和感が最小限に抑えられます。
一般のものより細い針
一般的に使用される針よりもさらに細い針を使うことで、内出血や腫れのリスクを軽減し、ダウンタイム(回復期間)を短くします。また、針穴が小さいため、傷跡も目立ちにくくなります。
麻酔針・量の調整
麻酔時には極細針を使用し、ポンピング注射やゲートコントロール理論などのテクニックを駆使して、最少量でも十分な効果を発揮します。最少量なので、腫れはほとんどありません。
手術直後から腫れが少ない
手術直後の写真です。腫れが少なく、直後でも不自然さはありません。
このような方におすすめ
✓パソコンやスマートフォンなどを使う機会が多い
✓まぶたが重く、開きづらいと感じる感じる時がある
✓目を開いた時に、黒目が隠れ視界が狭くなった
✓「疲れてるの?」「寝不足?」と言われることがある
✓年齢より老けて見られる ・肩こりや頭痛がする
✓おでこにシワが増えてきた
保険治療との違い
眼瞼下垂の保険治療が始まったことで、より治療は身近なものとなりました。
しかし、保険診療と、美容クリニック(自由診療)とでは、治療法の選択肢の幅や仕上がりに違いがあります。違いをしっかりと理解した上で、治療を受けることをおすすめいたします。
保険適応の治療 | 美容クリニック(保険外)の治療 | |
治療法 | 切開法のみ | 埋没法/切開法 |
診断方法 | 病気の症状があると診断された場合にのみ適応 | 患者様のお悩みに応じて適切な方法をご提案 |
仕上がり | 「目を開きやすく」することを重視するため、美容的観点は考慮されない場合が多い。 | 「目を開きやすく」するだけでなく、左右差や顔と目のバランス、目の開き具合などの美容的観点からも診察・施術を行う。 |
医師の技術 | 経験の少ない医師による施術も多く、不自然な仕上がりとなるリスクが高い。 | 二重術やたるみ取りなどの目元の施術を経験している医師が多く、理想の目元を実現することができる。 |
費用 | 約5万円 | クリニックによる |
保険適用は“切開法”のみ
保険診療で行われる治療方法は「切開法」のみであり、軽度の眼瞼下垂であっても保険診療を利用する場合は切開が必要です。また、保険適用となるのは医師が「病気の症状がある」と診断した場合に限られるため、「病気の症状がない」と判断された場合は保険適用外(自由診療)となることも多々あります。
保険診療が利用できると記載されていても、必ずしも全ての方が保険適用になるわけではないため、ご注意ください。
仕上がりの違い
保険診療では「目が開きやすくなるように改善」することを目的としていますが、当院の自由診療ではそれに加え、美容的な観点からもアプローチを行います。左右のバランスや顔全体との調和を考慮し、患者様の「理想の目元」を実現するための診察・施術を行います。これは、二重術など豊富な目元の施術経験があるからこそできる対応です。また、他の目元施術との組み合わせも可能です。
他院の修正もお受けしています
当院では、一度他院で受けられた患者様が修正を希望され、来院されるケースが増えてきました。不安を抱えた患者様も安心して施術を受け、ご満足いただいていますので諦める前にぜひ一度ご相談ください。